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CDI (イグナイター)
~純正CDIのメーカー在庫欠品でお悩みの方へ~
XLディグリーに適合した変換コネクター付き
足つき性が良く、現行機種よりもハイパワーなXLディグリーを今後も乗り続けたい方へ 【概要】
●本品は、XLディグリーと同じMD21E型エンジンを搭載したNX250(日本国内販売されていたAX-1に近い海外仕様バイク)用CDIとして海外販売されていたものです。
●XLディグリーに適合するための変換コネクタ付きです。
●MD26(リヤドラム),MD31(リアディスク)のどちらにも適用します。(ともにCDIの型番は30410-KBR-000)
●本品については、コロナ前の2019年頃に試験的に入手していたものです。
下述のとおりXLディグリーへの接続方法が最近判明し、動作も非常に良好であったため今回の出品に至りました。
※世界的な半導体価格高騰に伴い、これまで出品していた標準特性CDI(S/M)・進角CDIは価格が戻らなければ追加入手は断念する予定です。
【出品背景】
●ディグリーやAX-1は経年でCDIが不調となることが多く、走行距離や使用環境にもよりますが経年を考えると最低でも1回は交換が必要と思われます。
●CDIの故障原因は半田剥離・電解コンデンサパンク等が考えられます。
●分解修理をしてくれる業者さんがいるようですが、修理代は4~5万円と非常に高額です。
【出品物説明】
●ホンダNX250はCDIにAC(エキサイターコイル)/DC(バッテリー)の両電源が供給されます。一方、XLディグリーはDC(12V)電源のみが供給されます。
●NX250(AX-1)用CDIとして海外販売されているCDIには、AC/DCの両方供給しないと動作しないものと、DC12V電源のみで動作するものがあるようです。
●後者のCDIにはAC電源を供給しない場合の当該端子処理方法が2種類はあるようです。
すなわち、NX250用として販売されているCDIは少なくとも3種類存在するようです。(CDIは外観上同じに見えます)
●つい最近までこの事実に気づかなかったため、過去に購入していたNX250用CDIを不良品と勘違いして危うく廃棄するところでした。
●XLディグリーに接続して正常動作するような変換コネクターをお付けいたします。
(AC電源の供給が必要なAX-1用CDIを、この変換コネクターを介してXLディグリーに接続しても動作しないと思われます。)
・約20km程度実走行を行い全回転域について動作確認しました。このため、外装につけ外しの際の傷等が若干あります。
・サイズは純正CDIとほぼ同じです。(コネクタ等の突起部を除く本体の概寸=幅55mm×高94mm×厚23mm)
・さすがXLディグリーと同型エンジンMD21E用のCDIであるため、アイドリング・吹け上がりなど良好に動作していると感じております。
・アイドリング・低回転領域≒BTDC8°、高回転域の最終進角≒BTDC20°
・変換コネクタはオス(6ピン6PWP-smdcMkit相当)+メス(4ピン側4PWP-smdcFkit相当)+メス(2ピン側2PWP-smdcFkit相当)を利用しています。
・サイドスタンド連動機能はありません。
・ご不明な点は、必ず入札前に質問願います。
【CDI装着方法について】
・純正CDIと同一サイズのため、純正CDIクッションユニット(30401-HA7-670)に収めることが可能です。ただし、変換コネクタを介してバイクのハーネスに接続する必要があるため、緑色のコネクタが左側を向くように(変換コネクタの青色オスコネクタが右側を向くように)設置した方が良いようです。(写真参照)
・写真は、純正CDIクッションユニットに装着したものです。まだモノタロウで入手可能なようです。針金やインシュロック等でバイクに固定しても問題ありません。
・必要に応じて、キャブレターのアイドリング調整ネジやパイロットスクリューの調整をしてください。
(経年で最適ポイントからずれてしまっていることが多いようです。写真を参照して調整願います。)
【発送関連】
・宅急便(EAZY)で発送致します。
【海外販売されていたCDIに関する経験談】
・オークションで入手できる純正品は多くが既に20~30年経過いるので、いずれは不調になると思い、海外販売されている多種多様な4ストキャブレター車用の社外製CDIを入手し、ディグリーに適合できる商品にたどり着くことができました。
・スーパーカブや各種スクーターなど50cc~125cc用CDIの一部は、進角角度がディグリーには適合せず異常に吹けが悪くもたついたり、異音がしました。(固定進角、進角不足、過進角のいずれか)
・250ccエンジンへの対応を謳うCDIでも、エンジン始動すらしないもの、エンジン始動時は問題ないものの全くふけあがらないもの(固定進角または進角不足)、高回転域で異音のするもの(過進角)がありました。
・過進角のCDIは高回転をキープするとエンジンピストン破損の危険性があります。
・その他、GY6対応品として売られていた物の中には粗悪品もあり、バイクのヒューズが飛んでしまうような商品や全く動かないような商品も数多く経験しました。
【CDI不調症状に関する経験談】
・私が経験したCDI不調は、回転数がある程度以上のときに回転がばらついて加速がうまくいかないという症状でした。
・症状がガス欠に似ていたのでガソリンコック交換やフューエルキャップ分解清掃から始まり、バイク屋に相談後キャブ分解清掃や調整を行ってもあまり改善されなかったので、手放す時期かと考えました。
・その後、スターターバルブ交換、イグニッションプラグキャップ・コードやイグニッションコイル交換等々と半年近くかけても大幅な改善が無く、いよいよもうダメかと思いました。
・ディグリーはCDIの不調が頻発するというネット情報が多くあったので、書かれていた症状とは少し違いましたが、最後の悪あがきでCDIの交換を行い、症状は一切無くなりました。本当に手放さなくてよかったと感じています。
・CDIの不具合による症状は「全くプラグに点火しない」という一般的に知られている症状だけではなく、
「始動性が悪い」
「始動やアイドリングは問題ないが、アクセルを開けると失火してしまうことがある」
「回転数を上げてもトルクが出ない」
「回転を上げると回転数が安定せずバラつく」
など多岐にわたります。
また、症状は毎回発生するのでは無く稀に発生することがあるため、バイク屋は手間がかかるので修理に難色を示されてしまうことがあると思います。また、誤診断で症状が改善されないということがあると思います。
私の場合、燃料系の不具合に類似した症状があり、純正CDIもメーカー欠品で、オークションに出ているCDIが古いのにかなり高額だったので二の足を踏んでしまい、CDI交換にたどり着くのに非常に時間がかかってしまいました。
・既に経年25~30年程度経過しており、不具合の原因がCDI交換により解消できないか疑ってみるのも良いのではないでしょうか?
・ただし、当然ではありますが本品に問題なくても古い車種が故に故障原因はさまざま考えられます。
・既にバイクに何らかの不調がある場合、その原因がCDI由来で無いこともありますので、CDI交換でその症状が改善できる保証はありません。
・YouTube(海外投稿"repair CDI"で検索)でも紹介されているように時々症状が発生するのは、CDI内部のプリント基板の半田部劣化などが原因のようです。
・劣化により接触 ・接触不良を起こす場所によってその症状も変わるため、電装系の専門的な知識があるバイク屋でないと正しく判断できません。メーカーのサービスマニュアルでも、CDI交換は最後の手段的にフローチャートの後ろの方で出現するため、バイク屋が悪いのではなく、やむを得ないところもあると思います。さらに、既に純正CDI入手のためバイク屋での修理は不能なため、ディグリーのような旧車の部類になると、適合できるCDIを入手し所有者自ら交換を行う必要があるといえます。
・XLディグリーはエンジンの近くにCDIが設置されているため、高温ストレスと低温ストレスを繰り返し与えられます。さらに、振動ストレスも重畳して加わることになり半田部の劣化(金属疲労)は避けることができないため、CDIの定期的な交換が必要になります。