御蔵島は、東京の港より船で約6時間半で到着する三宅島より更に50分ほど南東に進んだ太平洋上に位置する伊豆七島の一つです。 その名の由来は、一説には三宅島のほうを「神の御宅家」、近い位置にある御蔵島を「神の御蔵」であるとする伝承によるもの。 神の御蔵という言葉に違わず、火山活動によって隆起した800ｍ級の山により、熱帯と高山の植物の共存という特異な自然環境によって育まれる類まれな宝があります。 御蔵島の特産である「つげ/柘植」もこの自然環境がもたらす宝の一つで、明治の最盛期には櫛、はんこ用の材として関東圏へ出荷していました。 そのため、三宅島産、御蔵島産のものを特に「島ツゲ」と呼んで他のつげ材と区別しています。 島所ならではの自然条件の厳しさによってゆっくりと育まれた御蔵島のつげは、油分が多く、パチリと大変良い音が出ること、杢という美しい模様が楽しめることなどから、現在では将棋愛好家が一度は手にしたいと憧れる大定番の高級将棋駒材として名声を博しています。 ペンに仕立てた今回の材も油分が多い材ですので、年月を経て使い込むことで素晴らしい色艶を獲得していきます。 将棋をされる方や、銘木がお好きな方へのギフトとしても大変おすすめです。 ■商品情報■ 生地の素材　　木 生地仕上げ　　無塗装 細研磨仕上げ 金具仕上げ　　クロム（銀色）×イエローゴールドカラーのツートーン仕上げ ペンの全長　　約142mm　　　 筆記時全長　　約163mm（キャップを尻軸にセットした状態）　 ペンの直径　　最大約17mm ペンの重さ　　約55グラム　　　 替え芯規格　　ヨーロッパタイプ (水性ボールペンリフィルC型) 　　　　→　　フリクションボール、ゼブラジェルボール芯等使用可 ※替芯は文具店などでお取り扱いのある一般的なタイプです。